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Re: 初診 投稿者:せーじ - 2003/03/25(Tue) 12:45:01 丈さんと同じ30歳のせーじです。 昨年10月に大動脈弁輪部拡張症で自己弁温存大動脈基部置換術を受けました。まだ確定診断が出ていない時期で,かつ病態は人それぞれなので,あくまで参考として,私の経験をお話します。
@私の場合は大動脈弁閉鎖不全(軽度)に加え,大動脈の拡張を伴っていましたので,命の危険(解離性大動脈瘤の危険,大動脈破裂の危険)があり,早めの手術を勧められました。大動脈閉鎖不全単独の場合については私はわかりません。ただ,もし大動脈弁を温存する手術を視野に入れているなら,早めの手術の方が良いようです。弁逆流が中等度〜高度になればそれだけ自己弁温存の可能性は低くなります。 A私は手術して5ヶ月あまりですが,体調は手術前とほとんど変わらなくなりました。むしろ前より良いくらいです。傷痕の痛みももうありません。術後4ヶ月で1泊2日のスキー旅行に行きましたが,無事帰ってこれました(スキーは半日だけ)。少々しんどかったですが,運動不足によるもので,胸そのものは何の問題もありませんでした。もちろん,これは術後の経過次第ですが,出張もよほど無茶なスケジュールでない限り可能ではないでしょうか? B現在服用している薬は,血圧と脈拍を下げるメインテートという薬と,血栓を作らないようにするバイアスピリン(アスピリン)という薬の2種類だけです。私の場合,人工弁は入れていないため,ワーファリンを飲む必要がなく,食事制限等はありません。術後はいっぱい薬が出ますが,徐々に減っていきます。検診は,術後直後は1ヵ月ごと,次第に間隔が空いてゆき,次回は3ヶ月後になっています。なお,手術入院に関しての自己負担分は15万ほどでした。一時的に7,80万納めても,高額療養費還付制度のおかげでかなりの額が戻ってきます。一時金の納入が苦しい人は,各自治体で無利息の融資を斡旋してくれます。 C今のところ,特に不便・不自由な点はありません。まあ,むちゃくちゃなことはできませんが,普通の社会生活は十分可能です。
まずは,しっかり検査をして確定診断を受け,先生の話をよく聞かれたほうが良いと思います。お大事にしてください。 |